[特集]2022年2月2日開館! 開館記念展は「超コレクション展」
構想から40年あまり、大阪中之島美術館が2月2日、開館しました。その前日の1日、当館に作品を寄贈・寄託いただいた関係者、関西財界関係者、展覧会主催者などで開館を祝いました。松井大阪市長と吉村大阪府知事も駆けつけてテープカットを行い、松井市長からは「国際的な文化交流拠点として大いに期待したい」とお祝いの言葉をいただきました。コロナ禍のなかの開館だけに、招待者はホール収容人数の半分以下に。館の入口に消毒液と体温センサーを設置するなど、感染防止対策を講じた上での実施となりました。
記念すべき、大阪中之島美術館の杮落としとなった展覧会は、「開館記念 Hello! Super Collection 超コレクション展 ―99のものがたり―」(主催:⼤阪中之島美術館、NHK⼤阪放送局、NHKエンタープライズ近畿、読売新聞社)。4階・5階すべての展示室を使って、6000点を超えるコレクションから約400点の代表的な作品を選び、一堂に公開する展覧会となりました。
初日の2月2日には、10時の開館前に並んでいただいたお客様が何と約300人も。会期中、予想を上回る多くのお客様にご来場いただき、本当にありがとうございました。また、「開館を待ち望んでいた」「これからも期待している」といったお声を多数いただきました。
中之島に生まれた新たな人の流れ。大阪中之島美術館は、街ににぎわいを生む、気軽に立ち寄ることのできるみなさまのプラットフォームになることをめざしています。どうぞこれからもよろしくお願いします。
館長と行く!大阪中之島美術館の歩き方|vol.1 美術館への入り方
大阪中之島美術館の歩き方を菅谷館長とともにご案内するこちらの企画。初回は「美術館への入り方」として、展示フロアまでの進み方についてご紹介します。
大阪中之島美術館にはメインエントランスがありません。1階・2階にそれぞれ3か所出入口があり、そのどこからでもお入りいただけるようになっています。大阪中之島美術館には「パッサージュ」(フランス語で遊歩空間)というコンセプトがあり、美術館に興味がある人も、ない人も、誰もが自由に訪れることのできるにぎわいを生む屋内空間として人々を迎え入れます。
1階からお入りいただいた場合は、中央にある大階段から2階へ。この大階段には各ステップに光があしらわれており、撮影スポットとしても人気です。館長も取材でポートレートを撮影する時などにもよくこの場所を使います!階段を上っていくと、大きな吹き抜けの空間が広がります。交差するエスカレーターが特徴的な、大阪中之島美術館の建物を象徴する場所です。
2階からお越しの場合は、芝生広場からいらっしゃる方が多いかと思います。この場所では大阪中之島美術館の守り神として親しまれている《SHIP’S CAT(Muse)》がお出迎え。こちらも来館者の方々に人気の撮影スポットになっています。
チケットをお持ちの方はそのまま4階に上がるエスカレーターへ。
チケットをお持ちでない方は、2階の券売機でチケットをお求めください。
なお、1階から2階、2階から4階にはそれぞれエレベーターもご用意しております。車椅子やベビーカーでお越しの方はこちらをご利用ください。
*ご利用の際はチケットを確認させていただきます。お近くのスタッフまでお声掛けください。
NAKKA:大阪中之島美術館の英語名である「NAKANOSHIMA MUSEUM OF ART, OSAKA」から、最初の3文字の「NAK」、最後の2文字「KA」を組み合わせた略称