終了しました
開館記念シンポジウム
「日本の美術館が収集した『近現代』-戦後、バブル、コロナ禍に対峙して」*申込み受付は終了しました
2022-02-12
概要
今日、日本は「失われた30年」と呼ばれる経済停滞、数多の自然災害、そしてコロナ禍を経験し、生活や価値観は劇的に変化しました。そんな時代に求められる美術館像とは一体どのようなものなのでしょうか。美術館には、それぞれの時代に収集されたコレクションがあります。日本の戦後美術館史、そしてその中で収集された「近現代美術」作品を振り返りながら、これからの美術館像についてのディスカッションを行います。
イベント情報
開催日時 | 2022年2月12日(土)13:30 – 17:00 |
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会場 | 1階ホール |
登壇者 | 笠原 美智子(アーティゾン美術館副館長) 寺口 淳治(広島市現代美術館館長) 拝戸 雅彦(愛知県美術館館長) 宮下 規久朗(美術史家・神戸大学大学院人文学研究科教授) 菅谷 富夫(大阪中之島美術館館長) |
モデレーター | 田村 かのこ(Art Translators Collective代表) |
定員 | 150名 |
申込み | *申込み受付は終了いたしました 当館チケットサイトもしくは往復はがきにて事前にお申し込みください。(先着順) 先着順のため、定員数に達した後にはがきが到着した場合は、ご参加いただけません。そのためご参加いただけない旨を記載した回答のはがきを返送させていただきます。 往復はがきでのお申し込みの場合は下記の4項目をご記入の上、下記の宛先までお申し込みください。 ■往信はがきに記載いただく項目 1. ご希望のイベント名 2. 参加される方のお名前(複数名可能) 3. 郵便番号・住所 4. 電話番号 *往復はがきにの返信面には必ずご住所とお名前をご記入ください。 ■締め切り 先着順で、定員に達し次第、締め切りとなります。ただし往復はがきの受付は返送の都合上、 1月25日(火)必着で締め切りとさせていただきます。 *結果をはがきで後日お知らせします。 宛先:〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-1 大阪中之島美術館 事業課 |
入場方法 | 当館チケットサイトでお申し込みの場合は、予約時に発行されたQRコードをご提示ください。 往復はがきでお申し込みの場合は、返信はがきをご提示ください。 *いずれも展覧会チケットもご提示が必要です。 |
主催 | 大阪中之島美術館 |
登壇者(順不同・敬称略)
笠原 美智子(かさはら・みちこ)
アーティゾン美術館副館長東京都写真美術館、東京都現代美術館学芸員を経て、現在、石橋財団アーティゾン美術館副館長。1957年長野県生まれ。1983年明治学院大学社会学部社会学科卒業。1987年シカゴ・コロンビア・カレッジ修士課程修了(写真専攻)。主な展覧会として、「わたしという未知へ向かって 現代女性セルフ・ポートレイト」展 (1991) 、「ジェンダー 記憶の淵から」展(1996)、「ラヴズ・ボディ ヌード写真の近現代」展(1998)、「ラヴズ・ボディ 生と性を巡る表現」展(2010)他。主な著作に『ジェンダー写真論 1991 - 2017』(里山社、2017)、『写真、時代に抗するもの』(青弓社、2002)、『ヌードのポリティクス 女性写真家の仕事』(1998、筑摩書房)他。第51回ヴェネチア・ビエンナーレ美術展日本館コミッショナーとして「石内都:マザーズ 2000-2005 未来の刻印」展(2015年)を開催。
寺口 淳治(てらぐち・じゅんじ)
広島市現代美術館館長1962年大阪市に生まれる。関西大学文学部卒業後、岡山県井原市の平櫛田中美術館で美術館人となる。その後、和歌山県立近代美術館に移り学芸課長を勤め、2013年に広島へ。2021年春より現職。ながく大正期の美術思潮を追い続け、「生誕120年記念 田中恭吉展」と『田中恭吉 ひそめるもの』(玲風書房、2012)により第25回倫雅美術奨励賞(美術史部門)受賞。これまで企画に参加した展覧会としては「佐伯祐三 芸術家への道」展(2005)、「竹久夢二展 描くことが生きること」(2007)、「月映」展(2014)やコロナ禍で開催できず書籍だけを刊行した『無辜の絵画 靉光、竣介と戦時期の画家』(国書刊行会、2020)など多数。
拝戸 雅彦(はいと・まさひこ)
愛知県美術館館長愛知県美術館館長。1964年名古屋市生まれ。1992年10月から2008年3月まで愛知県美術館の学芸員として勤務。「ファウスト・メロッティ」(1999)、「戸谷成雄ー森の襞の行方」(2001)、「アジアの潜在力」(2005)(共同キュレーション)、「愉しき家」(2006)、「サイクルとリサイクル」(2007)など。ルイジペッチ現代美術館(プラート市、イタリア)での日本現代美術展「先立未来」(2001)での共同キュレーションや、ソウル市立美術館でのアジアの都市単位の美術動向を扱う「city_net_asia」(2006)の名古屋セクションにも関わる。愛知県があいちトリエンナーレの事業を立ち上げた2008年から9年間、芸術祭推進室に異動。三回のトリエンナーレにキュレーターとして関わった。2017年から愛知県美術館企画業務課長、2020年からの副館長職を経て、2021年4月から現職。
宮下 規久朗(みやした・きくろう)
美術史家・神戸大学大学院人文学研究科教授1963年名古屋市生まれ。東京大学文学部美術史学科卒業、同大学院修了。兵庫県立近代美術館学芸員、東京都現代美術館学芸員、神戸大学文学部助教授を経て、2013年より現職。著書に、『カラヴァッジョ―聖性とヴィジョン』(名古屋大学出版会、サントリー学芸賞など受賞)、『食べる西洋美術史』、『ウォーホルの芸術』、『美術の力』(以上、光文社新書)、『刺青とヌードの美術史』(NHKブックス)、『モチーフで読む美術史』『しぐさで読む美術史』(以上、ちくま文庫)、『ヴェネツィア』(岩波新書)、『聖と俗 分断と架橋の美術史』(岩波書店)、『そのとき、西洋では』(小学館)、『聖母の美術全史』(ちくま新書)など多数。
菅谷 富夫(すがや・とみお)
大阪中之島美術館館長1958年千葉県生まれ。財団法人滋賀県陶芸の森学芸員、大阪市立近代美術館建設準備室学芸員を経て2017 年より大阪中之島美術館準備室長。2019年初代館長に就任。近代デザイン、写真、現代美術の分野を担当する一方、新しい美術館整備を統括する。館外においても上記分野の批評・評論活動を多数行う。担当した主な展覧会は「美術都市・大阪の発見」展(1997年)、「早川良雄の時代」展(2002年)など。共著に『都市デザインの手法』(1998年)、『デザイン史を学ぶクリティカルワーズ』(2006年)など。
モデレーター
田村 かのこ(たむら・かのこ)
Art Translators Collective代表アートトランスレーター。アート専門の翻訳・通訳者の活動団体「Art Translators Collective」代表。人と文化と言葉の間に立つ媒介者として翻訳の可能性を探りながら、それぞれの場と内容に応じたクリエイティブな対話のあり方を提案している。アーティスト・イン・レジデンスPARADISE AIRメディエーター、NPO法人芸術公社所属。