

スイス絵画の異才 カール・ヴァルザー
2026-07-04 – 2026-09-27
概要
展覧会情報
| 会期 | 2026年7月4日(土) – 9月27日(日) 休館日: 月曜日、7/21(火) *7月20日(月・祝)、8月10日(月)、8月24日(月)、8月31日(月)、9月7日(月)、9月14日(月)、9月21日(月・祝)は開館 |
|---|---|
| 開場時間 | 10:00 – 17:00(入場は16:30まで) |
| 会場 | 大阪中之島美術館 4階展示室 |
| 主催 | 大阪中之島美術館 |
| 後援 | 在日スイス大使館 |
| 協賛 | スイス インターナショナル エアラインズ、スイス ワールドカーゴ |
| 企画協力 | 株式会社キュレイターズ |
| 観覧料 | 一般 1800円(団体 1600円) 高大生 1300円(団体 1100円) 小中生 500円(団体 300円) *2026年5月15日(金)10:00から販売開始予定 *税込み価格。 *団体料金は20名以上。団体鑑賞をご希望される場合は事前に開館時間・料金・団体受付ページからお申込みください。 *学校団体の場合はご来場の4週間前までに学校団体見学のご案内からお申込みください。 *障がい者手帳(身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳)をお持ちの方(介護者1名を含む)は当日料金の半額(要証明)。ご来館当日、2階のチケットカウンターにてお買い求めください。(事前予約不要) *一般以外の料金でご利用される方は証明できるものを当日ご提示ください。 *本展は、大阪市内在住の65歳以上の方も一般料金が必要です。 *災害などにより臨時で休館となる場合があります。 【チケットの主な販売場所】 大阪中之島美術館チケットサイト、ローソンチケット(Lコード:54075)、ローソン各店舗 |
| お問い合わせ | 大阪市総合コールセンター(なにわコール) 06-4301-7285 受付時間 8:00 – 21:00(年中無休) |
みどころ
1. 見ればみるほど意味深い? 物語を呼び起こす、優美な謎めき ベルリンで暮らし始めた頃の絵画は、何気ない日常的な画題が、流麗な線や穏やかな色彩で、優美に描かれています。しかし、ただ優美なだけではなく、どこかしら謎めいており、物語を想起させるような、幻想への扉が潜んでいるようです。
2. 関西との知られざる縁。色鮮やかによみがえる明治期の日本 1908年(明治41)に日本を旅したヴァルザーが、最も心ひかれた街は、日本三景の一つ「天橋立」で知られる京都の宮津でした。花街が栄え、歌舞伎も上演された、約120年前の宮津を、伸びやかな筆づかいと明るい色彩で描いています。
3. 兄弟の共作にも注目! 舞台美術、本の挿絵などにみる豊かな才能 ヴァルザーは絵画制作の他に、舞台装置や衣装のデザイン、本の挿絵や表紙、室内装飾や壁画など、多方面で活躍しました。本展では、舞台美術のための下絵や、弟ローベルト・ヴァルザーの著書の挿絵原画も多数展示します。

カール・ヴァルザー
《バルコニーに立つ女性》
1902年
ゴットフリート・ケラー財団(新ビール美術館寄託)
カール・ヴァルザー
《歌舞伎の女形[阿古屋](《歌舞伎の一場面》のための習作)》
1908年
ベルン美術館(友の会)
© Kunstmuseum Bern
カール・ヴァルザー
《ジャック・オッフェンバック作曲『ホフマン物語』衣装デザイン:ジュリエッタの幕、仮面パーティー》
1911年
新ビール美術館館
作家紹介

カール・ヴァルザーのポートレート 1910年頃
カール・ヴァルザー(1877 - 1943) 略歴 スイスのベルン近郊の町ビール(ビエンヌ)に生まれる。1899年にベルリンに移住。1903年にベルリン分離派に加わり、審査員も務める。舞台美術家としても人気を集め、主にベルリンで舞台装置や衣装をデザインし、その仕事は生涯で28件に及んだ。挿絵画家・装幀家として出版界でも活躍し、室内装飾も手がけた。1908年に小説家ベルンハルト・ケラーマンとともに日本を旅行し、ケラーマンによる旅行記に挿絵を描いた。1925年に活動拠点をチューリヒに移してからは、主に壁画や室内装飾で評価を高めた。一歳下の弟ローベルト・ヴァルザー(1878 – 1956)は著名な文筆家。
構成
第1章 絵画と素描
本展最初の章では、ヴァルザーの画家としての歩みをたどります。早熟の才がうかがえる故郷での修業時代の作品にはじまり、流麗な線と精妙な色づかいで描かれたベルリン移住当初の象徴主義的な油彩画や水彩画、そして大らかな筆致や色面が顕著となる1910 – 20年代の油彩画などを展示し、変化に富んだ画業の諸相をご覧いただきます。

カール・ヴァルザー
《森》
1902-1903年
新ビール美術館
カール・ヴァルザー
《人形の乳母車と少女》
1905年以前
新ビール美術館
カール・ヴァルザー
《隠者》
1907年
チューリヒ美術館(H. E. マイエンフィッシュ博士コレクション、1946年収集)
第2章 日本滞在
1908年(明治41)に日本を旅したヴァルザーは、日本各地の風景や、そこに暮らす人々の生活、祭礼、娯楽などを、色鮮やかな水彩や素描で数多くスケッチし、油彩画の大作も描きました。横浜、東京、京都、宮津、伊勢などを訪れる中で、東京と宮津では歌舞伎役者やその上演場面を、京都では祇園祭や納涼床を描いています。宮津にはとくに長く滞在し、旅の同行者B. ケラーマンが芸妓や舞妓との交流を中心に著した宮津滞在記『さっさ よ やっさ』(1911年刊)に、27点の挿絵を寄せました。本展ではそのうちの6点の原画(水彩画)を展示します。

カール・ヴァルザー
《歌舞伎の一場面(『壇浦兜軍記』より「阿古屋琴責」)》
1908年
ゴットフリート・ケラー財団(新ビール美術館寄託)
カール・ヴァルザー
《祇園祭、京都・八坂神社》
1908年
新ビール美術館
カール・ヴァルザー
《花火》
1908年
個人蔵
第3章 挿絵と装幀
ヴァルザーは1902年より本の装幀に携わり、1904年に挿絵を描き始めました。本章では弟ローベルト・ヴァルザーをはじめ、トーマス・マンやヘルマン・ヘッセなど、数々の作家による著書のための仕事を紹介。挿絵の原画や版画、またヴァルザーが表紙をデザインした書籍を展示します。
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カール・ヴァルザー
《ローベルト・ヴァルザー著『詩集』挿絵のための エッチング「少年の愛」 》
1909年頃
スイス国立図書館 -

カール・ヴァルザー
《ゲオルク・ビューヒナー著 『レオンスとレーナ』挿絵のためのリトグラフ :第3幕、第3場、ペーター王、宴会の式場係、 ヴァレーリオ、レオンス王子、女家庭教師》
1910年
スイス国立図書館
第4章 舞台美術
ヴァルザーは舞台美術家としても人気を集め、マックス・ラインハルトをはじめとする演出家や劇場監督たちとの仕事は生涯で28件を数えます。本章では『ロミオとジュリエット』『フィガロの結婚』『カルメン』など様々な戯曲やオペラのための仕事を紹介。衣装デザインや舞台装置の下絵などを展示します。

カール・ヴァルザー
《ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲 『フィガロの結婚』衣装デザイン:変装する小姓 》
1911年
新ビール美術館
カール・ヴァルザー
《ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲 『フィガロの結婚』衣装デザイン:小姓》
1911年
新ビール美術館
カール・ヴァルザー
《ゲルハルト・ハウプトマン作『グリゼルダ』舞台美術のための下絵:第1幕 第2場、ガレリア》
1909年
ゴットフリート・ケラー財団(新ビール美術館寄託)
関連イベント
ナッカキッズアワー
| 開催日時 | 2026年7月20日(月・祝)9:00 – 10:00(10:00以降は通常通り開館) |
|---|---|
| 会場 | 大阪中之島美術館 4階展示室 |
| 参加費 | 無料 *事前申込不要 *小学生以上の方のご入場には、当日ご利用になられる観覧券が必要です。 当日、「スイス絵画の異才 カール・ヴァルザー」の展示室にご入場いただくための観覧券をご持参ください。 *大人の方のみでもご入場いただけます。本イベントの趣旨をご理解いただいた上でご来館くださいますよう、お願いいたします。 *当日は本イベント開催時間中に限り、再入場可能です。 *授乳やお子さまの休憩に、2階の親子休憩室をご利用いただけます。 *本イベント開催中の展覧会特設ショップおよび2階ミュージアムショップの営業はございません。(10:00以降は通常通り営業いたします) |





