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正解はクリケット!

2024年 06月 07日





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  • バリー・フラナガン《ボウラー》1990年 大阪中之島美術館蔵

  • クリケットの様子

英国を代表する彫刻家バリー・フラナガンは、動物をモチーフとした作品を数多く制作していますが、特に野ウサギの彫刻が有名で、世界中の美術館や公園にコレクションされています。

両耳をピンと立てた野ウサギは、人間のように立って胸を張り、左脚を高く上げ、跳躍感にあふれます。人間像の代わりに野ウサギを使うことで、フラナガンは西洋美術の偉大な伝統に立脚しつつも、彫刻を伝統から解き放ち、人間のすべての行動を作品の中に表せる自由を獲得したといえるでしょう。彼の彫刻は、手作りの粘土の模型を外注で鋳造させたもので、鋳造の際に粘土に付いた手の跡もそのまま拡大されており、制作方法においてもユニークさが際立ちます。

本作品は2010年、開館の機運を高めるため、大阪市役所の正面玄関ホールに展示されました。その際の調査で、「ボウラー」とはサッカーでもボウリング選手でもなく、野球に似た英国発祥の競技「クリケット」の投手であることが判明しました。

出典:「Hello! Super Collection 超コレクション展 ―99のものがたり―」公式カタログ(2022年、大阪中之島美術館)