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Osaka Directory 1

赤鹿麻耶

2022-08-06 – 2022-09-11

作品リスト

DM

概要

大阪中之島美術館では、関西・大阪21世紀協会と開催する「Osaka Directory」の第1弾として、新進気鋭の写真家、赤鹿麻耶(あかしか・まや)の個展を開催します。

赤鹿は大小さまざまな写真によって空間を覆うインスタレーションや、メモやテストプリントなどによる作品制作のプロセスそのものを見せる展示を発表してきました。赤鹿の作品には、モデルとなる友人たちへ指示をして撮られた、演出による写真と、街中でのスナップショットの両方が混在しています。シーンとして作り込まれた状況と、写されていることを意識していない自然な状態とが曖昧に示されるとき、作者はそこに「夢」や「オバケ」などに例えられる、実際には存在しないものがもつ実感や現実味(リアリティ)を見出します。私たちが赤鹿の写真を「何が写っているのか」とのぞきこむとき、実際に目には見えない「何か」の気配に気付くことでしょう。

本展では、これまでに発表してきた作品に加え、未発表の新作も紹介します。

展覧会情報

会期2022年8月6日(土)- 9月11日(日)
*月曜日休館(開館日は開場)
開場時間10:00 – 18:00
会場大阪中之島美術館 2階 多目的スペース
主催大阪中之島美術館、公益財団法人 関西・大阪21世紀協会【設立40周年記念事業】
協賛
協力
観覧料無料

主な展示作品

  • 《人間以外》2021年

  • 《花に触れないでください》2020年

  • 《見えてないとおもった?》2021年

  • 《理解書店の店主 M》2017年

  • 《BGMの作り方》2020年

  • 《同じものばかりにしよう》2022年

作家プロフィール

赤鹿麻耶(あかしか・まや)1985年、大阪府生まれ。2008年、関西大学卒業。10年、ビジュアルアーツ大阪写真学科卒業。11年、作品《風を食べる》で第34回写真新世紀グランプリ受賞。大阪を拠点に海外を含む各地で個展、グループ展を開催。夢について語られた言葉、写真、絵や音など多様なイメージを共感覚的に行き来しながら、現実とファンタジーが混交する独自の物語世界を紡ぐ。主な展覧会に「あしたのひかり 日本の新進作家 vol.17」(東京都写真美術館、東京、2020年)、「赤鹿麻耶写真展『ときめきのテレパシー』」(キヤノンギャラリー、東京、2021年)などがある。

関連プログラム

アーティスト・トーク

登壇者赤鹿麻耶
モデレーター大下裕司(大阪中之島美術館学芸員)
開催日2022年8月6日(土) 14:00 – 15:00
会場大阪中之島美術館 2階 多目的スペース
定員30名程度
参加費無料*事前申込不要

「Osaka Directory(おおさか・ディレクトリ)」 とは

「Osaka Directory」は、大阪中之島美術館が関西・大阪21世紀協会と共同で主催する、関西ゆかりの若手作家を中心に個展形式で紹介する展覧会です。今年度を皮切りに、これからの時代を象徴する、新たな表現を生み出す作家を毎年紹介していきます。ディレクトリとは、IT用語でファイルデータを整理し分類するためのフォルダ等を意味します。本シリーズを通して、将来活躍が期待される関西の若手アーティストファイルをディレクトリに格納していくように、ここ大阪中之島美術館から彼らの活動を広く世に紹介し、世界に羽ばたくことを支援していきます。