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EXHIBITION展覧会

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小出楢󠄀重 新しき油絵

2025-09-13 – 2025-11-24

先行チラシ

概要

大阪市出身で、近代日本を代表する洋画家の一人、小出楢󠄀重(1887 – 1931)の25年ぶりの回顧展です。東京美術学校を卒業後、二科展に《Nの家族》を出品し画壇にデビューした楢󠄀重は、43歳で急逝するまで日本人としての油彩画を追求し続け、静物画や裸婦像において数々の傑作を残しました。「裸婦の楢󠄀重」と呼ばれるように裸婦像の名手として知られ、特に1926年の芦屋への転居後約5年のうちに制作された作品群では、大胆なデフォルメと艶やかな色彩により日本人女性の裸体を独自の造形美へと高めています。本展では、初期から晩年までの画業を各時代の代表作とともにたどり、楢󠄀重の油彩画の魅力に改めて迫ります。また、素描、ガラス絵、装幀、挿絵、随筆などに発揮された多彩な才能をご紹介します。

展覧会情報

会期2025年9月13日(土)– 2025年11月24日(月・休)
休館日:月曜日、10/14(火)、11/4(火)
*9/15(月・祝)、10/13(月・祝)、11/3(月・祝)、11/24(月・休)は開館
開場時間10:00 – 17:00(入場は16:30まで)
*9/13(土)、9/14(日)のみ10:00 – 19:00(入場は18:30まで)
会場大阪中之島美術館 4階展示室
主催大阪中之島美術館
特別協力芦屋市立美術博物館
助成一般財団法人 安藤忠雄文化財団
観覧料一般  1700円(団体 1500円)
高大生 1200円(団体 1000円)
中学生以下 無料
当館メンバーシップ会員の無料鑑賞/会員割引 対象
*8/13(水)10:00から販売開始予定

[2枚セット券]3200円(一般のみ、販売期間=2025年8月12日(火)10:00 – 9月12日(金)23:59)
[相互割引]本展観覧券(半券可)の提示で、5階で開催される「新時代のヴィーナス!アール・デコ100年展」2025年10月4日(土)– 2026年1月4日(日)の当日券を200円引きでご購入いただけます。(1枚につき1名様有効。チケット購入後の割引および他の割引との併用は不可)*大阪中之島美術館2階チケットカウンターでのみ販売

*税込み価格。
*団体料金は20名以上。団体鑑賞をご希望される場合は事前に開館時間・料金・団体受付ページからお申込みください。
*学校団体の場合はご来場の4週間前までに学校団体見学のご案内からお申込みください。
*障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1名を含む)は当日料金の半額(要証明)。ご来館当日、2階のチケットカウンターにてご購入ください。(事前予約不要)
*一般以外の料金でご利用される方は証明できるものを当日ご提示ください。
*本展は、大阪市内在住の65歳以上の方も一般料金が必要です。
*災害などにより臨時で休館となる場合があります。

【チケットの主な販売場所】
大阪中之島美術館チケットサイト、ローソンチケット(Lコード:52247)、ローソン各店舗
お問い合わせ大阪市総合コールセンター(なにわコール)
06-4301-7285
受付時間 8:00 – 21:00(年中無休)

みどころ

1. 25年振りの本格的な回顧展 初期の東京美術学校時代の作品から絶筆に至るまで、その画業の全貌をご覧いただきます。

2. 「裸婦の楢󠄀重」の代表作が一堂に 画業の後半に制作された数々の裸婦像。年を経るごとに洗練され、独自の様式を作り上げる過程を、代表作によってたどります。

3. 油彩画にとどまらない多岐にわたる活動 ガラス絵、日本画、挿絵、装幀、随筆など、様々な分野で発揮された多彩な才能をご紹介します。

出品作品

  • 小出楢󠄀重 《Nの家族》(重要文化財)
    1919年 公益財団法人大原芸術財団 大原美術館

  • 小出楢󠄀重 《街景》
    1925年 大阪中之島美術館

  • 小出楢󠄀重 《裸女結髪》
    1927年 京都国立近代美術館

  • 小出楢󠄀重 《卓上静物(西瓜のある静物)》
    1928年 大阪中之島美術館

  • 小出楢󠄀重 《横たわる裸身》
    1930年 石橋財団アーティゾン美術館

  • 小出楢󠄀重 《枯木のある風景》
    1930年 公益財団法人ウッドワン美術館

同時開催
コレクション特別展示「異邦人のパリ」

小出楢󠄀重と同時代に西洋へ渡った日本人画家と、エコール・ド・パリを代表する画家の作品を、大阪中之島美術館コレクションから選りすぐり、ご紹介します。

  • 藤島武二 《カンピドリオのあたり》
    1919年 大阪中之島美術館

  • 佐伯祐三 《煉瓦焼》
    1928年 大阪中之島美術館

  • 佐伯祐三 《郵便配達夫》
    1928年 大阪中之島美術館

  • アメデオ・モディリアーニ 《髪をほどいた横たわる裸婦》
    1917年 大阪中之島美術館

  • キスリング 《オランダ娘》
    1922年 大阪中之島美術館

  • ジュール・パスキン 《腰掛ける少女》
    1925年 大阪中之島美術館

*本展に出展の佐伯祐三 《煉瓦焼》、《郵便配達夫》、アメデオ・モディリアーニ 《髪をほどいた横たわる裸婦》は、「大阪の宝」の選定作品です。 詳細は「大阪の宝」特設ページをご確認ください。

会場:大阪中之島美術館 4階展示室
*ご覧いただくには「小出楢󠄀重 新しき油絵」の観覧券が必要です。

関連イベント

講演会1「小出楢󠄀重―都市の肖像」

講師山野英嗣(前和歌山県立近代美術館館長)
開催日時2025年9月27日(土)14:00 – 15:30(開場:13:30)
会場大阪中之島美術館 1階ホール
定員150名(先着順、事前申込不要)
参加費無料 *本展観覧券(利用後の半券可)が必要です。

講演会2「画家小出楢󠄀重・100年前の大阪クリティック―危機の意識と批評精神―」

講師熊田司(美術史家)
開催日時2025年11月3日(月・祝)14:00 – 15:30(開場:13:30)
会場大阪中之島美術館 1階ホール
定員150名(先着順、事前申込不要)
参加費無料 *本展観覧券(利用後の半券可)が必要です。