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EXHIBITION展覧会

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ロートレックとミュシャ パリ時代の10年

2022-10-15 – 2023-01-09

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概要

本展は、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(1864-1901年)とアルフォンス・ミュシャ(1860-1939 年)が芸術の都パリで活躍した1891年から1900年までの10年間に焦点を当て、二人が共通して取り組んだ石版画ポスターを中心にご紹介するものです。 ロートレックは1891年に第1号ポスターとなる《ムーラン・ルージュ、ラ・グーリュ》を制作、その約3年後、ミュシャも第1号ポスター《ジスモンダ》を発表しました。これを機に、いずれも時代の寵児として活躍していきます。

二人とも第1号ポスターで脚光を浴びましたが、その活動拠点は、ロートレックがモンマルトル、ミュシャがモンパルナスとセーヌ川を挟んで隔たり異なっていました。本展では、アトリエ、印刷会社、クライアントなど作品制作をとりまく様々な点にも着目し「よき時代(ベル・エポック)」の双璧をなす二人のポスター作家の実像に迫ります。

また、わずか10年の内にこの世に送り出された宝物のようなロートレック作全ポスター作品31点を一堂に紹介すると共に、当館に寄託されているサントリーポスターコレクションならではのステート違いや試し刷りの段階のものも豊かに展示する極めて稀な機会です。どうぞお楽しみください。

*ステートとは、同じ作品でもインクの色を変えたり文字の無いヴァージョンがあったりと、全て完成作品でも、様々なヴァリエーションがあるので、「第1ステート」「第2ステート」と区別して呼ぶためのものです。

展覧会情報

会期2022年10月15日(土) – 2023年1月9日(月・祝) 
*月曜日(1/2、1/9を除く)、12/31、1/1 休館
開催時間10:00 – 17:00(入場は16:30まで)
会場大阪中之島美術館 4階展示室
主催大阪中之島美術館、朝日新聞社
観覧料一般  1600円(1400円)
高大生 1300円(1100円)
小中生 無料

*災害などにより臨時で休館となる場合があります。
*税込み価格。カッコ内は20名以上の団体料金。
*20名以上の団体鑑賞をご希望される場合は事前に団体受付フォームにてお問い合わせください。
*学校団体の場合はご来場の4週間前までに学校団体見学のご案内からお申込みください。
*障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1名を含む)は当日料金の半額(要証明)。ご来館当日、2階のチケットカウンターにてお申し出ください。(事前予約不要)
*一般以外の料金でご利用される方は証明できるものを当日ご提示ください。
*本展は、大阪市内在住の65歳以上の方も一般料金が必要です。
お問い合わせ大阪市総合コールセンター(なにわコール)
06-4301-7285
受付時間 8:00 – 21:00(年中無休)

みどころ

1. ロートレック作全ポスター31点を一堂に紹介《ムーラン・ルージュ、ラ・グーリュ》の発表から10年の間でロートレックにより生み出されたポスター全31点を一堂にご紹介します。

2. ロートレックとミュシャ、二人の活動を比較しながら紹介ロートレックがポスター作家としてデビューした1891年から1900年まで、ロートレックとミュシャが発表した作品を各年ごとに比較しながら紹介します。

構成

第1章 1891年から1894年
《ムーラン・ルージュ、ラ・グーリュ》 発表から 《ジスモンダ》誕生まで

ロートレックは1891年10月、カフェ・コンセール*のためのポスター《ムーラン・ルージュ、ラ・ グーリュ》を発表、高い評価を得て、これを機に石版画(リトグラフ)に打ち込んでいくことになります。同時期、挿絵画家として活動していたミュシャは、1894年のクリスマスシーズンに依頼を受け、劇場ポスター《ジスモンダ》を制作、大評判となりました。奇遇にも、二人とも第1号ポスターによって時代の寵児となったのです。
*カフェ・コンセールとは19世紀末パリの歓楽街を特徴づけるダンスホール兼コンサートホールで、お酒や食事、観客同士の会話も楽しめる娯楽施設であり催事場のこと。

  • アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
    《ムーラン・ルージュ、ラ・グーリュ(第2ステート)》1891年

  • アルフォンス・ミュシャ
    《ジスモンダ》1894年

第2章 1895年から1897年
「サロン・デ・サン」での競作

1895年から1897年までの間に、二人の出会いの最大の鍵となる文芸雑誌『ラ・プリュム』が主催する美術ギャラリー「サロン・デ・サン」での展示が開催されています。この時代、 ロートレックもミュシャも、様々なオファーにより石版画を制作、また多くの展覧会に出品するばかりでなく個展も開催するなど旺盛な活動を展開していきました。

  • アルフォンス・ミュシャ
    《サロン・デ・サン 第20回展》1896年

  • アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
    《『彼女たち』(第4ステート)》1896年

第3章 1898年から1900年
ロートレックの最後のポスター、ミュシャはパリ時代のピークへ。

この頃から健康状態が悪化していったロートレックは、ドローイングに力を注ぐようになり、最後とされるポスター《学生たちの舞踏会》もドローイングで提案されました。一方ミュシャは、1900年開催のパリ万国博覧会でオーストリア館、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ館で大いに活躍します。この万博への貢献によって、フランツ・ヨーゼフ1世勲爵士に任じられるという名誉を受けることになりました。

  • アルフォンス・ミュシャ
    《アメジスト(連作「四つの宝石」より)》(ドローイング)1900年

  • アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
    《学生たちの舞踏会》(文字の入れられていないステート)1900年

第4章 1901年以降
ロートレックの死、ミュシャ装飾様式の成熟と完成

1901年、ロートレックは36歳にして最愛の母の居住するマルロメの城で亡くなります。一方、万博を機に故郷チェコのために制作する決意を新たにしたミュシャは、パリを離れアメリカへ、そしてチェコへと移っていきました。この頃パリ時代の集大成ともいえる『装飾資料集』(1902年)を発表、その装飾様式は見事なまでの成熟と完成を見せています。

  • アルフォンス・ミュシャ
    《つた》1901年

  • アルフォンス・ミュシャ
    《月桂樹》1901年

第5章 同時代のお酒のポスター

この時代、パリ市民の増加と歓楽街の隆盛、娯楽へのニーズの高まり、製造業の活発化などの諸要因により、お酒の製造販売が増え、そのためのポスターも数多く制作されました。ここでは、ピエール・ボナール《フランス・シャンパン》(1891年)をはじめとする同時代のお酒の石版画ポスターを紹介します。 

Paris Map in 1900 1900年のパリを散策する

ロートレック、ミュシャと関わりのあるスポットを示したパリ古地図を紹介します。

本ページに掲載している画像の作品は全てサントリーポスターコレクション、大阪中之島美術館寄託です。

関連イベント

申込方法は後日、本ページにて発表いたします

芸術作品を未来につなぐ ―ロートレック作品の保存額装について

開催日時2022年10月23日(日) 14:00 – 15:30
講師岩井希久子(絵画保存修復家、IWAI ART 保存修復研究所)
会場1階ホール
定員150名
参加費無料 *本展覧会観覧券(利用後の半券可)が必要です。当日、ご提示願います。*事前申込制

ロートレックとミュシャの遭遇 ―その可能性とタイミングを探る

開催日時2022年11月23日(水・祝) 14:00 – 15:30
講演者平井直子(大阪中之島美術館主任学芸員)
会場1階ホール
定員150名
参加費無料 *本展覧会観覧券(利用後の半券可)が必要です。当日、ご提示願います。*事前申込制

驚きのミュシャ・コレクション ―日本におけるミュシャ・コレクション形成とジリ・ミュシャについて

開催日時2022年12月25日(日) 14:00 – 15:30
登壇者尾形寿行(アルフォンス・ミュシャ OGATAコレクション所蔵者)
会場1階ホール
定員150名
参加費無料 *本展覧会観覧券(利用後の半券可)が必要です。当日、ご提示願います。*事前申込制

学芸員によるギャラリートーク

開催日時2022年12月18日(日) 14:00 – 15:00
会場4階展示室